みんな一票、公平だよね?
- uhmin07150sen
- 2021年3月24日
- 読了時間: 3分
よく、自分が投票しても何も変わらないという方がいます。でも誰しも一票しか持ち合わせていないので、先の発言は当てはまらないというお話です。
いわゆる有力者はたくさんの票を集めてくる、といいます。結局のところ、同じ地域じゃないかとか、同じ組織じゃないかという感じで、個人の意思など無視して勝手に同類とくくっているのが現状です。
まあ、同じ地域だったり、組織だったりだと、利害が基本一致しているので、その代表に投票するのは、間違いではないです。
ただ、先ほどの権力とは、というお話の続きとしては、それを逆手にとって、結局自分のやりたいことを実現する道具にされていると思われた時は、その力は急速に失われます。同郷でも利害が一致しないことは、農業など土地や水利権などが第一の財産だった場合が共通しやすかったですが、職業がさまざまになって所属組織の利害が複雑になると同じ地域出身=自分の利害と一致するの構図は崩れます。
古い付き合いを重視したり、逆に現役でなくなってとくに所属する組織を持たなくなると、自分の住む地域が最優先のコミュニティで所属意識が強くなるかもしれません。逆に仕事についている場合は、逆に自分の住む地域のコミュニティが必ずしも最優先されないかもしれません。例外としては、子供が小中学校に通っている場合は、そのコミュニティの優先度は最高位に位置しやすいでしょう。
自分がどのコミュニティに帰属していると強く意識しているのかということもそうですが、自分の利とは何かということもよく考えなくてはいけないかもしれません。過疎地に住んでいた場合、行政サービスが保証されたり、道路の整備などにも関心があるかもしれませんし、河川や海の近くだったら水害対策を考えるかもしれません。
目先の利益を考えるな、とはきれいごとかもしれませんが、結局はそれらのニーズの中から優先順位を付けて実施されるかはその先の話なので、まずはニーズをくみ取って検討する場に引き出してくれる人を自分の代表とするのが正しい判断でしょう。
多くの人の願いのうちどれを叶えるか、となると、当然のように小さな声は真っ先に無視されます。すると大事ではあるが、水害対策などがごく一部の人にしか恩恵がないと判断されてしまえば、せっかく自分の声を代弁する代表を選んだとしてもその期待に応えられないことがあります。
では、どうしたら自分たちの声が届くのか?それは自分たちの声をもっと大きくすることです。水害対策が一部の人だけでなく、もっと多くの人の命に関わる事であることを伝えたり、対策が必要な場所をもっと多く見つけて、対策の重要性などを説くことで実現性は高まります。ですので、自分のことだけではなく、それを多くの人たちとで問題を共有する力を持っている人を見つけることが大事かもしれません。
投票行動に話を戻しますと、まず、あなたが今問題だと思っていることは何かを整理して、それを実現してくれる人をイメージします。そしてその人が掲げるテーマがより多くの人の共感を得られるかも品定めしないと、実行力が怪しいと思っていい、という感じでしょうか。
意外と一票しかない票を誰に入れるのか、ここまで考えるとなかなか自分自身(僕じゃなくてあなた)も捨てたもんじゃない存在だと思いませんか?
僕も変な理屈をこねくり回すのではなく、なにをしたいのか、それがみなさんの未来に役立つのか、目先だけではないという考えだと思ってもらえるように努力したいと思いますので、可能な限り、僕の文章を演説だと思って読んでいただけると幸いです。




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